日本工業新聞 9/27記事から
http://www.jij.co.jp/news/auto_list.html


トヨタが歯型部品のプレス加工で新設備開発



トヨタ自動車は26日、自動変速機(AT)用の歯形部品をプレス加工で生産する新設備「マルチローラー歯形成形機」を開発したと発表した。今秋以降に発表予定の新設計のATの歯形部品の生産から導入するほか、既存ATの歯形部品にも広げる予定だ。

 動力を伝えるATの歯形部品は、高精度・高剛性が求められるため、これまで鍛造粗形材を切削加工・熱処理による製造方法、グローブ転造法が主流となっていたが、生産性が低いのが課題だった。

 今回開発したマルチローラー歯形成形機は、歯形を成形するために部品の外周に放射状に配置したローラー状の金型を多段に重ね、その中をプレス粗材を通過させながら連続的に成形するため、加工時間はグローブ転造法と比べて半減する。また、製造時に摩擦が発生しにくいため、潤滑油も必要としないため、同工法で製造すれば、高精度・高剛性を確保しながら、生産コストはグローブ転造法と比べ35%削減できるという。

 生産コストの削減だけでなく、設備容積で80%削減と省スペース化につながるほか、投資額で60%削減、消費電力で20%削減できるとしいる。当面の導入は、駆動関係部品の生産拠点、衣浦工場(愛知県碧南市)のみにとどまるが、今後はアイシン精機などグループ企業への設置も検討していく。
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